医学部予備校と普通の予備校、どう違う?

医学部予備校は普通の塾や予備校と何が違うのでしょうか。カリキュラムや学費などの面から2つを比較し、医学部専門ならではの強みを解説します。

医学部受験に特化したカリキュラムが強み

医学部予備校の一番の強みは、医学部受験対策のためのカリキュラムがあること。医学部合格には、基礎基本を徹底しつつハイレベルな問題にも対応できる応用力や実践力が求められるため、それらを計画的に養成する指導が行われます。
講師陣も医学部受験に精通したプロを中心に構成されています。また、大手予備校では集団授業が多いですが、医学部予備校では少人数制や個別指導の体制をとることで、より生徒や希望の進学先に合わせたカリキュラムを立てることも大きな強みです

オーダーメイドの授業やカリキュラムで実力養成

大手予備校では「超難関校コース」「医学部コース」など用意されたコースから選択し、決められた時間割に従って他の生徒と一緒に授業を受けます。有名講師の授業を受けられるメリットはありますが、講義スタイルで生徒は聞くだけになりがちです。また、講師が生徒一人ひとりの実力や勉強方法まで詳しく把握することはできないはずです。場合によっては生徒の顔や名前さえ知らないかもしれません。
 医学部予備校は個別や少人数指導が中心なので、講師が各生徒の学力から性格まで細かく把握することができます。つまり、その生徒に一番合ったオーダーメイドのテキストや授業が作っていけます。また、必要なタイミングで的確なアドバイスや指導ができます。

オーダーメイドの授業やカリキュラムで実力養成

医学部予備校は授業料が高いイメージがあると思いますが、これは上記で説明したように大手予備校に比べて生徒数が少なく、一人ひとりに対するサポートが手厚いためです。予備校や地域によっても違いますが、大手の難関校コースよりは高くなる場合が多いでしょう。

医学部予備校は約10年前から急増

10年ほど前までは医学部に特化した塾や予備校はあまり多くなく、最近になって急増してきた印象です。その背景には医学部人気があります。2012年には国公立医学部の志願者数が2万人を超え、2014年には私立医学部の志願者数が10万人を超えました。この“医学部バブル”に合わせて、医学部志望の学生をターゲットにした専門塾や予備校が増えてきたのです。
 ただし、医学部予備校にもそれぞれ個性や強みがあります。塾選びをする際は、中身をよく知ることが大切です。

松原塾は気が付いたら「医学部に強い」塾に

塾の個性について言うと、私の塾は他の医学部予備校とはちょっと性格が異なります。というのも、20年以上前に開塾した当時は幼児教育の塾としてスタートしており、医学部専門ではありませんでした。
 幼児や小学生の頃から当塾に通い始めた子どもたちが中学・高校と進学し、塾で勉強するうちに高い学力を発揮するようになって、次々に九州大学医学部を始めとする国公立医学部に合格していったのです。結果として「松原塾は医学部受験に強い」というのが口コミで広がりました。

少数精鋭でトップレベルの高い合格実績

松原塾は少数精鋭の塾で、大学受験生は毎年10人ほどですが、その半数以上が医学部に進学していきます。大手では合格速報で「医学部合格者何百人」というインパクトのある数字を出していますが、分母はその何倍、何十倍もいるのです。合格率についても1人の優秀な受験生が10校に合格すれば10とカウントし、それを全体の数で割ることで高い合格率を出しているケースもあります。
 私の塾は数字の桁が小さいため派手さでは負けますが、正真正銘の合格率であり、この業界ではトップレベルの高い数字だと言っていいと思います。

医学部合格者が育つ土壌とノウハウ

なぜ、このような高い医学部合格率を出せているかというと、20年以上に渡って培ってきた“医学部合格者が育つ”土壌や風土があるからです。
松原塾には、「我が子を医学部に入れたい」という親御さんがお子さんを連れてくるケースも多いですが、そうではなく単純に「子どもに良い教育を受けさせたい」と入塾させるケースも多くあります。後者の場合でも、お子さんが周りに感化されて自然と医学部を目指すようになっていくケースが少なくありません。

塾出身の医師や医学生が講師として活躍

土壌や風土と同時に、医学部受験のノウハウも蓄積してきました。20年以上かけて磨き上げてきたノウハウは、まさに“医学部合格の方程式”であり、私たちの知恵と経験の結晶です。これは歴史の浅い他の塾では絶対に真似ができないと自負しています。
今、私の塾の講師陣は、当塾の卒業生である現役医師や医学生がほとんどです。実際に医学部受験を突破した者たちなので、ノウハウに基づく専門的な授業ができるのはもちろん、受験のリアルな体験や競争を勝ち抜くためのマインドなどを語って聞かせることができます。何よりも、塾生たちにとっては“憧れの医学部の先輩”であり、自分もそうなりたいと背中を追うことで高いモチベーションになります。
ちなみに、親御さんからは「先生方がみんな松原塾出身なので、どの先生に担当してもらっても指導方針が同じなのがいい」と言ってもらいます。

まとめ

医学部予備校は、普通の予備校よりも医学部受験のためのカリキュラムやサポート体制がしっかりしており、医学部合格を目指すための近道と言えます。ただし、費用面では割高になってしまうので注意が必要です。
また、ひと口に医学部予備校と言っても、その質やレベルは様々です。学生アルバイトではなく医学部受験のプロ講師による指導が受けられるのかどうかや、医学部合格の実績などについても慎重に確認するようにしてください。

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