塾長に聞く 幼児教室を始めた経緯と早期教育の重要性

早期教育の実績で定評のある松原塾ですが、もともとは普通の学習塾でした。なぜ幼児クラスを始めたのか、また早期教育をすることで子どもの学力にどんな効果があるのかについて、塾長の松原澄子先生にインタビューしました。

 

長男の小学校受験成功で、「うちの子も教えて」と依頼が殺到

記者:松原塾は医学部受験に強い塾として知られているのと同時に、幼児・小学生対象の早期教育でも人気の高い塾です。どういうきっかけで幼児教室を始めたのですか?

塾長:松原塾は創業当時は中高生を対象にした、寺子屋的な学習塾でした。私は講師として教科学習を教えていたのですが、長男が生まれて、彼を明治学園の小学校に入れたいと考えたのです。

 当時の明治学園は人気が高く、男児が4倍、女児が6倍の競争率でした。礼儀作法から空間図形、モノの重さ比べ、積み木遊びなど様々な課題が出題されるので、私は自己流で長男に教えました。すると、見事に合格。その噂を聞きつけて、「うちの子にも教えて欲しい」との相談を受けるようになりました。

 最初は「私は幼児教育の専門家ではないので」とお断りしていたのですが、そのうち断り切れなくなり、幼児教室を開くことになったのです。

記者:教え子たちの合否はどうでしたか? 

塾長:全員が合格してしまって、私のほうがびっくりしてしました(笑)

 

小学校受験に合格する子たちの共通点とは

記者:これまで塾長は多くの子を導いてこられましたが、お受験に成功する子には何か共通点がありますか?

塾長:敬語がきちんと使える、好奇心が旺盛、頑張りがきく。この3つの資質が揃っている子は間違いなく伸びていきますね。

敬語が使えて礼儀作法がしっかりしている子というのは、勉強うんぬん以前に家庭でのしつけがきちんとなされています。他者の意見や助言を素直に聞ける子が多いので、勉強もよく吸収できるのですね。

好奇心は“学び”のエネルギーの源泉です。知りたい、やってみたいと思うからこそ、いろんなことに挑戦したり、失敗しても試行錯誤ができるのです。

頑張りのきく子というのは、がまんができる子のこと。今は何をするべきかを理解して、自分の欲求をコントロールできる力は、社会の中で生きていくうえで欠かせません。この力が弱い子は、気分が乗らないと勉強できないし、しんどいことから逃げてしまいます。

 

早期教育は“学びの土台”をつくる

記者:3つの資質は幼児期から養わないと、ある程度成長してしまったら手遅れですか?

塾長:必ずしも手遅れというわけではないですが、生活習慣や心・学力の発達にも関わってくることなので、早いに越したことはないでしょうね。

幼児のうちに毎日30分勉強する習慣が身についていれば、寝る前に歯磨きするのと同じ感覚で、自然と時間が来たら机に向かうようになります。ルーティーンとして生活に組み込まれているので、「勉強しなくちゃ」といちいち気合を入れる必要もありません。

 心の使い方も同じ。ポジティブに考える癖をつけておけば、うまく行かないことがあっても「続けていれば、いつかできるようになる」とか「工夫すればできるはず」というように考えることができ、諦めずに取り組むことができます。

記者:なるほど。そうやって“学びの土台”をつくるのが、早期教育ということなのですね。しっかりした土台があればこそ、医学部受験のような高いハードルも越えて行けると。

塾長:その通りです。松原塾の幼児クラスから小学生、中学生、高校生と成長していく生徒たちが軒並み高学力を発揮するようになり、気付いたらみんな医学部に入っていました。

 

スタートが遅くても、よい指導者がいれば挽回可能

記者:では、中高生になっても土台ができていない子は、医学部受験は無理ですか?

 

塾長:そんなことはありません。土台があれば有利に戦えますが、土台がなくてもそれはそれで別の戦い方があります。医学部受験を知り尽くしたプロの指導者に指導を受けて、テクニックを磨いていけば勝てる可能性はあります。

ただし、それはあくまで「よき指導者がいれば」の話。土台のない子が自力で医学部というのは、かなり難しいでしょう。よき指導者と出会うために、親はどこにどんな先生がいるのか情報収集をして、しっかり本物を見分けて欲しいと思います。

 

記者:今日は貴重なお話をありがとうございました。

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